7/18兵庫県知事選に関して
目次
ども、シプリアーノです。選挙なんかいつぶりかなーと思っています。
兵庫県にはもう3年?4年?住んでいて、特に不自由を感じたことはないんです。
コロナがなければ井戸知事の名前も知らなかったと思いますし、そんな僕なので現在の候補者が誰なのかも知りません。
せっかく投票権があって明日18日が投票&開票日なので、誰に入れるのか勉強してみようと思いました。
音声版はこちら↓
結論:目玉はコロナ対策だけど、むしろそれ以外を見るべき
というのが僕の結論です。
これ程に世の中を騒がせているコロナウイルスですから、もちろんその対策が目玉政策となっています。
が、個人的にコロナは「言うても時間の問題」だと思っています。
もう半年~1年早ければ、県知事選にコロナ対策を持ち込む効果は非常に大きかったかも知れません。
ですが遅くとも年明けくらいには、希望する人への二度目のワクチン接種は完了していると思います。
疫病対策は当然無視できませんが、誰が知事になっても国の政策としてワクチン接種が進んでいく以上、県独自の対策は付属品程度のものかなぁと思っています。
当然ですが敢えて付け加えますと、人ではなく政策でみるべきだろうということです。
「この人良さそうだな」「こんな人が応援演説してるんだ」だと、最終的にはメディアや知名度だけに騙される格好になり兼ねません。
政策を見て選び、公約を果たすか監視する。これが県民の役割だと思っています。
候補者5名とコロナ政策
音楽塾経営の服部修
自粛ばかりのコロナ対策に否定的
→治療効果が期待されるイベルメクチン(駆虫薬)を「予防薬としても活用すべき」と主張
イベルメクチンとは
- 寄生虫の神経に強く作用し、高い殺虫効果がある
- ヒトの神経にはほとんど影響せず、原則無害
- 世界中で安価にて手に入る
- コロナウイルスに対してはこれまで中南米で一部使用されており、回復者がいるのも事実
- 現在日本とイギリスで治験実施中であり、しっかりとしたエビデンスがあるわけではない
個人的に目玉にするにはイベルメクチンではちょっと気が早かったかなと思います。
トランプ大統領が抗マラリア薬の「ヒドロキシクロロキン」を推奨した時はWHOの猛烈な反対に遭いました。
同じ様に大阪府の吉村知事が「ポビドンヨード(イソジンのあれ)」をテレビで言った時も、医学的証拠が何一つないと、全国の医師や薬局から痛烈に批判されていました。
イベルメクチンはコロナに効いた事実があり、期待はされているものの、まだ大規模に実証されているものではないのです。
元加西市長の中川暢三
コロナを兵庫モデルで克服することを目指す。
- PCR検査は症状のある人だけに実施
- 免疫力を高める生活を推進する
- 感染対策を施した飲食店に関しては、飲酒を伴う通常営業を認める
- コロナの死者よりも経済の死者の方が多い
- 感染予防よりも、重症化防止の方が大切
と言ったことを言っておられる方です。
正直に言いますとニュースの映像やご本人のウェブサイトを見ても、「具体的に何をするのか」が一切出てきません。
抽象的な事が沢山書いてあり読む気が無くなりますし、結局何なの?という所に落ち着いてしまいます。
例えば上記「免疫力を高める生活を推進する」と言われても「スーパーのキノコ安くなるのかな?」としか思いません。
それであれば「イベルメクチンを導入する」と言われた方が、「ちょっと早いんじゃない?」とハッキリお答えできます。
元大阪府財政課長の斎藤元彦
ぶっちゃけこの人が本名なのかなーなんて、ちょっと距離を取りながら見ています。
なぜなら、自民党と維新の会が応援に回っているからです。
多くの人が、「西村経済再生担当大臣が応援してるやん!」「大阪の吉村も応援してるやん!」で投票してしまう恐れがありますが、あくまで政策で見ないといけないと思います。
僕ら市民が知名度だけで投票する様なことをしているから、小泉構文なんて物が生まれてしまったわけです。つまり知名度だけで投票しているから、小泉構文が生まれたと思っています(笑)
さてコロナ対策ですが
- 県内全ての医療機関で新型コロナワクチン接種を可能にし「接種待機者ゼロ」を掲げています。
- 県の接種率は国内でも低い位置にある
- スピードアップしていく
だそうです。可も無く不可も無く無難ですね。
個人的に「接種待機者ゼロ」は、デジタル庁が担うべき仕事だと考えています。
全ての医療機関でワクチン接種を可能にするといえば、表面上聞こえが良いのは確かなのですが、それでは国税をかけて手に入れたワクチンが無駄になる可能性が高いと思われます。
現在の集団接種・職域接種はかなり良いバランスの妥協点だと思っているのですが、それは接種のスピード感とワクチン廃棄の削減を同時に勧められていると思っているからです。
現に実際「100万回接種/1日」という政府が掲げた目標を達成し、ワクチンが不足する自体に陥っているからです。
「どこかにワクチンがある」のは事実なのですが、理論的にはこれ以上無いスピードで接種していることになり、斎藤さんの言うスピードアップは「これ以上必要かな?」と疑問を懐かざるを得ません。
前兵庫県副知事の金沢和夫
副知事としてコロナ対策の実務を取り仕切っていた実績があり、最も迅速に対応できることが強みだと言っています。
- 第5波の襲来に備えて医療検査体制を確立
- ワクチンの接種を極力早期に完了
- 疲弊した経済雇用の回復に向けて緊急雇用対策や事業継続支援を行う
- ポストコロナ社会創造ファンドを創立
といった事を言われています。「副知事だったから」という部分には納得できますが、具体的な内容を調べようとしたら、まずサイトが重すぎる!
重いだけのことはあってまともに作られたサイト・PDF公約だとは思いましたが、僕が知りたいのはもっと定量的なものです。
いつまでにとか、〇〇万円使うとか、〇〇人動かすとか、そういう定量目標が無いとただの「やってみたい事リスト」「県民が魅力を感じる言葉リスト」になっている印象を受けました。
元兵庫県議の金田峰生
共産党が正式に応援しています。
「無症状感染者の早期発見体制を整えるべき」と訴えています。
- 病床・保健所を増強
- PCR検査を拡充(大規模に、繰り返し行う)
一見対策が少ない様に見えなくもないですが、ここに関しては正直誰がなっても似たり寄ったり、時間の問題かとは思っているのであまり気にしていません。
どう調べても「冷たい県政を温かく変える」みたいなのが出てくるのですが、ここに違和感があります。
多くの県民が、県政に対してそこまで何も思っていない(無関心である)のを見落としています。
まずはここに気が付かないと単に現在の兵庫県を批判する形になってしまい、一部の県民からしか共感を得られない構図になりそうです。
野党の政権批判と非常に似た構図ですね。
コロナ後の政策
服部修
コロナの影響で借金をした方には、県が肩代わりして楽になってもらう。
元の経済にさえ戻ってしまえば、阪神大震災の借金を返してきた実績があるので、今回も大丈夫。
僕「なるほど一理ある。」
中川暢三
デジタル地域通貨を兵庫県オリジナルでやる。
県内で流通する地域通貨の絶対量を増やす。
地域経済に厚み・資金の動きを提供することになるので、経済が活性化する。
僕「それならデジタル庁に全国統一通貨を作ってもらわないと、県内でしか使えない通貨に価値はない。」
僕「クレジットカードでダメですか?」
斎藤元彦
大阪湾・播磨灘のベイエリアを活性化して企業誘致。
若い人たちの起業を応援し、若い世代に働いたり住んだりしてもらえる様な地域にしたい。
僕「ええやん。やれよ?」
僕「ここ数年で神戸から出て行って大阪の支社だけ残した企業多いけど、やれよ?」
僕「リモートワークのおかげで東京本社をやめて地方に移転する企業が増える流れあるけど、やれよ?」
金沢和夫
働き方が変わり、職場に縛り付けられないで済む場所を選ぶことが出来る様になる。
働き手が首都圏集中から地方分散になり得る。
どういう条件を作ったら特に若い人たち中心に受けることできるか。
県全体のそれぞれの地域特性に応じて処方箋を書く。
僕「多分一番抽象的やけど、一番事実を見てるんはあんたや。でも抽象的すぎて言ってることが伝わるかどうかが問題やな。」
金田峰生
福祉制度の充実・教育環境の整備をしっかりやることが必要。
安心して暮らせる・住みやすいというのが、人口減少・流出を止める大きな対策にもなる。
僕「だから何すんのよ」
まとめ:要するに県民は舐められている。
お分かりいただけましたかね?
ちょっと調べても「結局何したいの?」「実現可能なの?」っていうのがすごく多いんですよ。
今回ご紹介した中では唯一「イベルメクチン!」が具体策でしたよね。エビデンスはまだ無いけど。
っていうレベルで県知事選挙を行うってことなんです。
「なっちまえばこっちのもん」って思われてるんです。
小池都知事が在任5年目ですか?それだけの時間がありながら、一つも公約を果たせていないのがそれを象徴しています。
結局は僕ら一人一人が公約・政策を見て、それを監視することが大事なのです。
最後まで読んでくださりありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう(*´꒳`*)
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