リクルートライフスタイルで身につく6つのスキル にちょっと物申す。

どうもシプリアーノです。RLSに入社を希望する人にはお馴染みの”リクルートライフスタイルで身につく6つのスキル“についてのお話です。僕は入社後、ギャップを感じた人間なので、参考にしていただけると幸いです。

主観なので、あくまでも参考までに。

リクルートライフスタイルで身につく6つのスキル

1.課題設定スキル

クライアント(お店)が今何に困っているのか、どうやったら解決できるのか本質的な課題を明確にする。プランニングの基本スキル。というようなことが書かれていますね。

入ってみて感じた違和感

まず、僕がいた飲食事業部には基本的に2つしか商品はありませんでした。集客媒体である「ホットペッパーグルメ(以下HPG)」と予約台帳やネット広告、DMを流せるなど、HPGと連携することで効果を発揮する「業務サポートパック(以下業サポ)」です。

これがどういうことかというと、このどちらかを使ってクライアントの悩みを解決するということです。つまり上記クライアントの、本質的な課題が何であれ必ず「HPG」か「業サポ」のどちらかを使って解決するということです。

各営業マンは「どうやったらHPGを使って(購入・契約して)もらえるのか」に注目するようになりますから、本当にそれで”本質的な課題が”解決したのかと言われると、僕は疑問を抱かざるを得ませんでした。

 

例えばもし本質的な課題が、「責任者として、従業員の教育が不得手である」ことだとしましょう。それを聞いた営業マンは「どうすればHPGを売ることができるかな?」という思考になります。

僕なら、「責任者自身が気づいて変わるしかないな。もしくは、ズバッと踏み込んで伝えるかな。」と考えますが、営業マンは違います。

「なるほど。(従業員の教育が上手くできておらず接客が向上しないので、)売り上げが思うように上がっていないのですね。では、売り上げ目標を教えていただけますか。ふむふむ、その額でしたら、HPGを使っていただくことで達成可能ですよ!ご説明だけでも聞いていただけませんか?」

という感じになります。

HPGや業サポが効果の出る(売りやすい)商品であることは、営業初心者の僕がたった3か月で契約を取れたことからも間違いありません。また本質的な課題が何であれHPGをバンバン売ってくる営業マンが沢山いることから、営業力が身につくことも疑いようのない事実です。

売り上げ自体が上がって喜ばない経営者の方はなかなかいません(稀にある)が、果たして全店舗の本質的な課題を解決できているのかというと、僕は疑問を抱かざるを得ません。

というか本質的な課題を教えてくれるor理解できている経営者は少ないので、「とにかくHPGで売り上げを上げよう。」と考えるのです。

仮に本質的な課題「教育力不足」が判明したところで、HPGでは解決できませんからね。

2.立案企画~業務遂行スキル

設定した課題に対して実際にどういう手段を講じるか、実行しつつもPDCAを素早く回し続ける力。クライアントとの信頼関係を構築していく力。とありますね。

異論ございません。PDCA回し続けることができるようになります。PDCAを回す力というのは、この先営業職だけでなく人生が豊かになるであろうスキルです。

具体的には、「HPGや業サポを1か月使った結果、この程度(かなり詳細に数字が出せます)の集客を実現することができました。」とか、「HPGに載せていた文言を変更したことによって先月よりもクリック率が上がっています!」といったことを繰り返す作業です。

また飛び込み営業を繰り返していく中で、「さっきの店はこういうアプローチでダメだったから、今度の店はこういうアプローチをしてみよう。」というのもPDCAですよね。

RLSは様々な場面において挑戦する機会が多い会社です。成長が早いとされる理由は挑戦回数の多さに裏打ちされているのです

逆にいうと、及び腰では非常に成長速度が遅くなってしまう会社です。僕がそうでした。

3.クリエイティブスキル

ターゲットは誰か、どうやって伝えればいいのか、言葉や写真などの選び方が身につくということです。

ちょっと異論

事務所に作業を持ち帰ってしまえば資料作りは人と協力しながら進めることができます。得手不得手がありますのでそれが最高の解決方法だと思いますが、「あなたに身につく」とは限らないスキルです。

実際に先輩方も、一人で作業を完結させているというよりは、互いに補完していました。

実際現場では、自分やコミュニケーションの相手をタイプ別に分けて、最も効果的に話を進める方法を考えます(リクナビNEXTジャーナル)。

こういった考え方や行動への落とし込みが、いかにもリクルートらしい考え方だなとは思います。実際に効果が出ている分析なので、自分と相手を結ぶコミュニケーションの方法は何が効果的なのか、調べていったほうが良いでしょう。

4.対人・交渉/プレゼンテーションスキル

3年半続けることさえできれば、相応のものが身につくでしょう。RLSは非常にロールプレイング(互いが役になりきって、ある題材を基に商談の練習をすること)が盛んな文化があります。

例えばAさんは営業マン、Bさんは飲食店オーナーのように。何か行き詰まることがあると、必ず最後にはロープレに帰ってきます。できていない段階(アポ取り、商談、クロージング等)のロープレをします。

僕は優等生ではなかったのでロープレはあまり好きではなかったのですが、とあるタイミングで「毎日朝会前にロープレ」と決まった時は、本気で毎日吐き気してました(笑)

5.経営者視点

集客や販促のプロとして、普段から経営者と対等に話をするため、目先の売り上げだけでなく中長期的な視点に立つ必要があります。経営者に信頼され、経営のパートナーになります。

異論

僕が一番後悔していることです。「視点」という言い方が引っかかっています。独立志望でRLSに入社する方がすごく多いのですが、そういう人にとって「経営者視点」という言い方はすごく魅力的です。

ですがどうでしょう。やりたいことが決まっているのでしたら、その業界で修業をするほうが、絶対に最短です。経営のパートナーを目指すのか、経営者を目指すのか、言葉は似ていますがまったく覚悟が違います。

もう少しいうと、例えば僕が「BARのオーナーになるのが夢」だとします。

  1. RLSに入社して沢山の飲食店オーナーと知り合い、HOTPEPPERを使い販促に力を入れる。
  2. BARに入ってお酒に関する知識を手に入れ、BAR業界の社長たちと知り合う。

どちらが最短かは明確です。なので、”やりたいことが決まってる“のであれば、他に目もくれず足を踏み入れるべきなのです。

特にやりたいことは決まっていないが社長にはなりたい(こんな人いるのか?)という人は、RLSで営業力を身に着けつつ、経営者の考え方を取り入れていくといいでしょう。

(2021年5月9日追記します↓)
もしも、「個人で生きていきたい」「経営をしてみたい」「社長になりたい」そんな志望が少しでお有りの方は、今すぐに以下のどれかを始めることを強くお勧めします。

  • Amazon物販
  • プログラミング
  • Uber配達員
  • ブログやYouTube

寄り道が必要なく、今すぐに始めらるからです。

6.チームワーク

なんだか公式に書いてある文章の日本が良く分からなくなってきました。要するに皆で協力して、全員が担当店舗を改善して、地域全体を盛り上げますよっていうことです。

注意事項

確かにチームワークは養えるかもしれません。しかし自分から助けを求めない限りは、直属の上司さえ力を貸してくれません。”管理”は存在しない会社です。この会社で大切なのは、全て「自分から」行動することです。

同じグループ内、同じチーム内でも、1件の契約を巡る静かな争奪戦は必ず存在します。あくまでも個人戦がメインであり、クライアントに効果をお返しする段階で必要になるのがチームワークです。

まとめ

やりたいことがすでに決まっている人は、その業界にまい進すべし!この先「営業で生きていく!」のであれば、これ以上の会社はないでしょう。

僕は入社時の自己分析を怠ったため、入社後の毎日が本当につらかったです。もしもこれをお読みの方の中に「”リクルート”で働ける」という思いで、入社されようとされる方がいらっしゃったら、「それは考え直したほうがいい」と断言します。

そんな思いが存在していても、僕のように選考をパスすることは可能です。楽な仕事はないと思っていますが、中でも相応の覚悟のいる会社だと感じました。

以上、シプリアーノでした!また別の記事でお会いしましょう^^

1 個のコメント

  • RLSのCV職に内定出た27歳男です。当方もふらふらしていた時期が長く、どこでも通用する営業力を付ける。を軸に転職活動し内定の中から選んだのがRLSでした。私は3回とも対面で1対1面接です。不安もありますが必死に仕事に臨もうと思います。

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