どうもtakkyです。以前記事にしたカクテル関連の記事がジワジワ人気を得始めているので、”酒の覚え方”をもう一度ご紹介したいと思います。
正直に言います。求人情報サイト系の「○○の覚え方」「初心者は何から」みたいな記事は大体ゴミ情報しか書いていません。あんなのは飲食の現場に立ったことがない原稿担当が適当に書いているだけです。
新しい現場で働くことになったあなたに、最も効率の良い方法をお伝えしたくてこの記事を書いています。僕が効果を実感したものしかお伝えしませんが、合う合わないはあるかと思いますので取捨選択はしてください。
酒の覚え方
その前に、前回の記事リンクを貼っておきますね。
どちらもタイトル通りの記事です。初心者バーテンダーには効果のある記事をかけたと思っていますので、ぜひ読んでみて下さい。
先に一つだけ書いておきます。この記事では途中から「最短」ということにものすごく拘っています。それはなぜかというと、
最短で仕事ができるようになる=最短で楽しめるようになる
ということだからです。これを前提に今回の記事を読み進めてくださいね。
①店舗のメニューを読む
一番最初に取り掛かるべきと言っても過言ではない勉強方法だと思います。お客様は必然的にメニューの中から注文をされるわけですから、新人がそれ以外のものを勉強しても意味がないですよね。
分からない単語を調べたり聞いたりしながら、作れないまでも説明くらいは出来るようになっておくといいと思いますよ。きっとこの段階で「まかない」として色々食べさせたり飲ませたりしてくれるはず・・・(笑)
人気のメニューから覚える
一概に店舗のメニューを覚えると言っても、1か月に1回しか出ない商品をバッチリ覚えても出番が来ません。
注文を取っていて「よく出るな」「聞いたことがあるな」という商品から覚えていくほうが、あなたは堂々とお客様の前に出られることでしょう。
そうなるとお客様もあなたに好印象を抱きますし、お店の先輩や上司も「ちゃんと勉強してるな」と評価してくれるはずです。
実際に説明したり、作ったりする。
説明できないものを作ることは100%無理ですよね。まずは説明を出来るように頑張ってください。この時にレシピを一緒に覚えておくことをお勧めします。
何故ならレシピさえ覚えておけば、「作ってみなよ」という先輩が与えてくれたチャンスを活かすことができるからです。上手下手はありますが作れないと上達もしませんから、チャンスをつかむ為の準備は普段からしておいて損はないですよね。
そして実際に説明したり作ってみたりすることで、考えなくても体が勝手に作れるようになっていきます。
②暗記カードを使う
前回の記事にも書きましたが、暗記カードは本当に便利です。通勤中や、勤務中の暇な時間にサッと確認することができる持ち運びの良さ。勤務中にカンペとしても使える最後の砦。
メモしたものを暗記カードに清書することによって、既に一回復習したことにもなりますよね。
高価なものでもないので、暗記カードは本当にお勧めです。
③Google先生
マジで先生です。知らないことはほとんどないと言ってもいいんじゃないでしょうか。もう少しで人間界を支配して神になると思います。
そんな先生は「すぐに答えを教えてくれる」という最高の特徴があります。一昔前なら自費で本を購入したり、他のお店に出かけて行ってお金を落としてレシピを聞いたりしていたものです。
今は検索エンジンでポンです。
注意点
ただし、情報の取捨選択は必ず必要になってきます。信頼できる情報元であるかどうかの判断はあなたがしてください。
あと先生は「諸説あるもの」や「超最先端の情報」には強いとは言えません。合ってる情報も間違ってる情報も全部引っ張ってきて、「こんな情報あったよー。後は自分でやってー。」って感じです。
そんな時は先輩に聞きに行くのが良いでしょうね。
④先輩や店長に聞く
あなたのお店のレシピですから、あなたのお店の人に聞くのが一番の解決方法です。
ですが新人であるあなたが分からないことを全て聞けるほど、先輩たちは暇ではありません。だからメニューを見て、Googleで調べて、それでも分からない部分を先輩たちに聞きましょう。
何でもかんでもすぐに聞きに行っている様では鬱陶しがられますが、勉強していて分からない部分を聞きに来られると先輩は嬉しく感じます。
「ちゃんと勉強してるな」「頼ってくれたんだな」と思うからです。
参考までに・・・
かなり悩みましたが、悪例(というかうわべだけ書いてあり、現場で活用しようがない情報)のリンクも貼っておきます。あくまで僕個人は、こういうサイトの情報は全く役に立ちませんでした。
ここら辺の情報を読む時間があるくらいなら、バーテンダーズマニュアルを買った方が賢明です。
花崎一夫,山崎正信,江澤智美 柴田書店 2011-10-05
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本・アプリのデメリット
本やアプリは持っていて損はないと思います。ではなぜあえてデメリットと書いたかというと、「最短ではない」からです。
暇があれば勉強をするために本を読んでいる。これは非常にいいことですし、周囲の人に与える印象も悪くはないでしょう。でも、要らない情報もたくさん載っています。
例えば上記バーテンダーズマニュアルを順番に読んでいては、お酒の歴史や成り立ちといった所から入るようになってしまい、結局お客様の質問には答えられない可能性が高まってしまいます。
アプリも同じ理由からお勧めしません。あなたのお店のメニューに載っていないレシピが出てきたり、Googleで調べても出るのにアプリを購入するのは勿体なかったりという理由です。それにアプリの情報も元はどこなのか知りませんし、勤務中に携帯を触って悪印象です。
(7/8追記)バーテンダーズマニュアルのとあるページを公開しますが、愕然とする不親切さ、呆れるほどの分かりにくさです。人によってはアレルギーですよ。
最短とは
では最短とは何なのかというと、やはりメニューであると考えます。
だってあなたが働いているお店のメニューなんですよ。これはGoogle先生に聞いても、本を探しても、アプリをつついても、出てきません。目の前に置いてあるものです。
メニューにあるものから、人気度の高いものから、Googleで調べてメモを取って清書して、分からないことがあれば先輩たちに聞いてメモして、暗記カードにまとめて復習して、実践する。
これが最短だと僕は信じています。
何となく店で仕事ができるようになってきたら、知識を広めるという意味でも、本をゆっくり読んでみたり、アプリを触ってみたり、Googleの”諸説”を調べてみたりすると面白いと思います。
それまでは最短で行きましょう。そうじゃないと楽しさを感じるまでに時間がかかってしまいます。
まとめ
では最初から思い出してくださいね。
最短で仕事ができるようになる=最短で楽しめるようになる
という前提でお話してきました。
そしてその最短というのは本やアプリではなく、あなたのお店に置いてあるメニューから始めることだとお伝えしました。それも、よく出る商品から。お客様がメニューをみて注文するからです。
学習方法はネットでも聞くでもいいので、暗記カードにまとめておくのが僕のお勧めで、学んだことは必ずお客様に対してアウトプットすることで上達すると言いましたね。
基本的にはたったこれだけのことです。日々の営業で分からないことがあればまた調べたり聞いたりすればいいですし、僕の場合は「バーテンダーズマニュアル」を辞書みたいに使ってます。
暗記カード実例
これは一例ですが、僕が最近テキーラを勉強しているので、その暗記カードをお見せします。
唐突すぎて分かりにくいと思うので少し解説しますね。
ドン・ナチョというテキーラを勉強したときの物です。なので表には製品名が書いてあります。裏側には地方や熟成期間といった情報やキーワード、お客様に少し話せる程度のうんちくを書いてあります。
あくまで一例なので、好きにやるのが一番だと思います。是非とも活用してみて下さい。takkyでした^^
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