どうもシプリアーノです。これまで更新してきた甲斐あり、カクテル系の記事が結構人気になってきました。そこで今回は”フレッシュフルーツカクテル”について考えてみようと思います。
※初心者向けの記事です。中・上級者はご自身で好きにやってください。
フレッシュフルーツのカクテルは手がかかるので、注文が入ると少し焦ってしまいますね。また、「甘すぎない」とか、「炭酸抜きで」とか、意外と個人の好みに寄せる必要もあります。
ですが実は、少し手を加えるだけで「美味しい!」と言ってもらえる範囲がとても大きいのは、フレッシュフルーツカクテルの大きな魅力です。早速見ていきましょう。
フレッシュフルーツカクテル
みんな大好きなフレッシュフルーツのカクテルです。
- 目の前で果物を切ったり絞ったりしてくれる。
- 捌きたての新鮮な果物を使用するので、仕上がったカクテルが感動的に美味しい。
- 酒が苦手でも果物が好きなら、女性でも注文がしやすい。
- 季節によって果物が入れ替わるので、季節感を演出できる。
以上のような理由から、みんな大好きです。特に女性に対するウケが非常にいいので、ちゃんとしたBARならフレッシュのカクテルを置いている店が多いはずです。
[adchord]美味しくできる2つの約束
①色を合わせる
例えばイチゴのカクテルを作りたいとき、ベースになるお酒は案外何でも相性が良いと思います。ウォッカ、ジン、ラム、テキーラ、シャンパンなど、イチゴはかなり親和性が高いです。
ここではウォッカをベースにすると仮定しましょう。ウォッカとイチゴを混ぜただけでは「ウォッカとイチゴを混ぜたもの」であり(笑)、カクテルにはなっていません。そもそも水分量が少なすぎますし、このまま飲んでもウォッカの味が強すぎます。
そこで必要になるのが”割りもの”なのですが、例えばソーダ類、他の果汁、ミルク、シロップなどのことです。
皆さんの目の前にはイチゴとウォッカが入ったブレンダーがあります。何で割るとお客様が「イチゴ感」を感じるカクテルになるでしょうか。正解はありません。少し考えてみて下さい。
いかがでしょうか。
正解はありませんが、僕ならクランベリージュースを使って赤いカクテルに仕上げます。もしくはお客様が好きであれば、イチゴミルクみたいにしてピンク色に仕上げてもいいかも知れませんね。
シロップは無難なカリブか赤いグレナデン、もしくはカシスやフランボワーズのリキュールを代用すると、「ベリー感」のかさ増しができて美味しいでしょうね。
僕はお客様が「綺麗」かつ「美味しい」と言えば、それが正解だと思っています。ですがせっかくなので色を統一したほうが、正解により近づけるのではないでしょうか。
例
イチゴ × クランベリージュース
キウイ × グレープフルーツジュース
バナナ × ミルク
等はパッと思い浮かびました。他にスイカや梨、桃なども考えましたが、これらはそもそもの液体量が多いのでそのまま使えそうですね。ご自身で調べたり、試したりしてみて下さい^^
例外
今僕のお店にはメロンがあるのですが、オレンジジュースが意外とハマります。メロンのシロップやリキュールを足してあげたほうが香りが立ちやすく、メロン感が出ますよ。
②甘みと酸味のバランス
味はバランスで決まります。詳しくは、綺麗にまとめてくれたサイトがありましたので、リンクを貼らせていただきます。
中でもフレッシュカクテルの美味しさは「甘み」と「酸味」のバランスで成り立っています。これは果実の熟成度によるものです。
熟成が進みすぎていて甘ったるいカクテルになってしまうのは勿体ないです。ライムジュースやレモンジュースを使い調整しましょう。
逆にもう少し果物を寝かせたかったけど注文が入ってしまった場合にはシロップを使い、甘さを足します。そんな微調整を繰り返して「美味しい」と思えるベースが出来上がった時に、カクテルを仕上げ始めます。
仕上げる
というのはソーダやトニックウォーターを注いであげることや、他のジュース類を足してあげることを言います。上記した「ベース」が出来上がった際に、適切な仕上げ方をしてあげてください。
余程の間違いが起きない限り、「美味しい」の範囲にまとまります。
おまけ
ちなみに僕は、ブレンダーにかけるときはクラッシュアイスを一緒に入れてしまうことが多いです。そうすることで少しカクテルがトロっとしますし、冷たいほうが美味しいからです。
先にカクテルを完成させている場合は、シャイカーに移してしっかりと冷やしてから提供します。クラッシュと一緒にブレンドして味が薄まりそうな場合、こちらの方がより確実な方法です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。基本的には「美味しい」とか「綺麗」とかを、お客様に感じてもらえれば成功です。
コツとして紹介したのが「色を合わせる」ことと、「甘みと酸味のバランスを整える」ことのたった二つでした。
フレッシュフルーツのカクテルとはいっても、いざ作るとなるとイメージが湧かないものです。ですが、この二つのコツを抑えるだけで、簡単に完成をイメージすることができます。
皆さんもぜひ、誰もが大好きなフレッシュフルーツのカクテルを練習してみて下さい。今回も読んで下さってありがとうございます^^
コメントを残す