ども、シプリアーノです。コロナ休業中に討論番組やニュース、国会答弁などを見るのが趣味になってしまいました。
今回は2021/01/24公開のアベプラ公式を聴いてまとめます。リンクはこちら。
低収入&低学歴で草食化する【アベプラまとめ】#1
目次
プロフィール↓
同じ内容を音声で↓
結論:低収入・低学歴男性ほど草食化している
すでに判明している事実としては
- 経済状況・雇用状況・収入が明確に草食化に関連しており、収入が低ければ低いほど交際に興味がない
- 学歴も同様であり、中卒や高卒であると交際に興味がない
また、「未婚かつ交際相手がいない人」の割合は
- 男性 1992年では40.3%→2015年には50.8%
- 女性 1992年では27.4%→2015年には40.7%
これらは、東京大学大学院特任研究員 坂元晴香さん、東京大学大学院客員研究員 上田ピーターさんらによる研究です。
少子高齢化という大きな問題に直面している日本において、実は他にも多くの専門家が「草食化」について研究しているそうです。
少子高齢化の波には日本が先に飲まれていますが今後は世界にもその流れが広がっていくものとしてみられておりますが、アメリカや韓国でも同様の現象が起こっているそうです。
また、「Z世代総合研究所」の調査によると
- 恋人が欲しい若者の割合は89%だった一方
- 実際に恋人がいるのは24%
だったそうです。やばくね?
当事者たち、実際の意見は・・・
- 面倒臭い・時間がない・お金がない
- 誰かと付き合うのには労力がいるし疲れる
- 恋人という存在が、そもそもコスパ悪いと思う
というようなものだそうで、僕個人としては「真意」が非常に気になるところです。
ちなみにかく言う僕は、丁度30歳になったところでして
- Fラン大学卒
- 手取り17万+個人事業頑張っただけ
- 恋人が欲しいか→「彼女」は面倒なのでいらない
ここまでの事実と照らし合わせてもかなり合致しています。
坂元さんのご意見を簡単にまとめると
20代のうちはその先に結婚を見据えてお付き合いしないけど、30代になると、付き合った先に結婚を見据えるようになり、自分の収入や雇用状況を気にして、「恋愛」自体に踏み込めなくなっている。
女性は、結婚相手に自分と同程度もしくはそれ以上の年収を求める傾向がある。
法的な結婚にメリットがないので「事実婚」を選んでいるとう訳でもなく、完全な「シングル」が増えている。
ちなみに女性が結婚相手に求める年収の割合は・・・
- 1位 500万円以上21.5%
- 2位 気にしない20%
- 3位 600万円以上19%
- 4位 400万以上12.8%
- 5位 800万以上10.3%
結婚相手に年収500万以上を求める女性が4割超えてるのは笑えると言うか、僕は「苦労を知らないんだろうな」と思ってしまいます。800万円以上を求める女性が10%を超えているのも、まぁまぁ現実的じゃないと思っています。
ちなみのちなみに、2018年の民間給与実態調査によると年収500~600万を稼ぐ人は全体のわずか9.5%です。
さらに言うと「グルナビウエディング」「株式会社サクメディア」いずれの調査によっても、80%以上の女性は30歳までに結婚したいと思っているそうです。
「草食男子」本来の意味
言葉の生みの親であるコラムニスト、深澤真紀さんは
女性をリスペクトでき、人間として対等に付き合える新しい世代の男性たちのことを、正しく理解させたかっただけ。褒め言葉として作ったのに、「今時の男」を否定する言葉として広まってしまった。
本来は
- 優しい
- スマート
- 精欲にがっつかない
と言う意味だそうです。
僕の感想
“議論”っていうのは特定の「問題」について話すのでネガティブになりがちですが、本来であれば何か生産的な部分に帰結する側面があってもいいはずです。
事実として経済力や学歴、つまり自分に自信がない男性が増え、恋人もいないということが挙げられますが、裏を返せば普段フェミニズムとしてよく言われる「女性の社会進出」が進んだと、捉えられなくもないわけですよね?
事実先ほどの調査でも、交際していない女性の割合が非常に増えていました。経済的に自立した女性が増えたと、まずは良い方向に捉えることもできるはずです。
そして次に、ちょうど最近読み進めている「FACT FULLNESS ファクトフルネス」という本は、世界中の誤った認識を見直して、事実に目を向けることができる素敵な本なのですが、その中にこんなことが書いてありました。一字一句写した訳ではないのであくまで僕の解釈になりますが・・・
非常に貧しい国では5~8人の子供を生むそうです。これはなぜかと言うと、子供に「労働力」としての期待をするからです。昔の日本もそうだったんじゃないですかね?
同時に、多くの子供が幼くして命を落としていきます。衛生環境による感染症や、貧困による食糧不足が原因です。
ですが国が経済的に発展するにつれ、子供の数は減少していきます。そう、労働力としての子供が減っていくからです。
すると今度は5~8人の子供にかかっていた養育費を1~2人の子供に与えることができ、十分な教育を受けて安全に育った子供は、さらに国を豊かにします。
そして経済的に恵まれ、たくさん産まなくても大人になれるようになる。避妊について世界的に知識がつく。
この原理を繰り返していくことで西暦2100年には全世界の人口が110億人程度に落ち着き、そこからは横ばいになるだろう。
と言うのが著者であるハンス・ロリングさんの主張です。
「少子高齢化」これは間違いなく間の前にある大きな課題ではありますが、それはどの国もいずれ陥ることであって、「喫緊の競争力」という側面では確かに大問題ですが、世界の流れと捉えれば仕方のないことかもしれない、とも僕は思います。
そう考えるとやはり日本という国は経済・社会的に非常に恵まれていて、成熟し切っているのかな、と、考えられないこともないじゃないかというのが私見です。
少し話がそれましたが「草食化」という言葉の響きが悪いだけで、韓国・アメリカでも起こっているように、いずれ世界中でそうなるのではなかろうか、考えすぎても抗えないのではないか?というのが僕の結論です。
最後までお聞きくださりありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう^^
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