ども、シプリアーノです。バーテンダーの経験がある方、もしくは今まさにバーテンダーの方。することは沢山あるのですが、中でも「カクテルのレシピを覚える」ことは、自分との戦いなのではないでしょうか?
今回は無数にある覚え方の中から、僕も実践していたお勧めの方法を4つお伝えします。どれもすぐに実践できるものばかりなので、ぜひ活用してスマートなバーテンダーになってください!
カクテルの覚え方
僕自身は5年くらいバーテンダーをしているのですが、多分20種類覚えれば9割のお客さんには対応できます。
マニアックな人や同業者に対しても、50〜100種類くらい覚えれば余裕で対応できます。
たった20種類ですが、覚えていないと流石に話にならないので「覚える」自体は決定事項です。
さぁ見ていきましょう(*´꒳`*)
暗記カードを使う
暗記カードのメリットは持ち運びの良さです。通勤中に勉強することもできますし、勤務中にポケットに入れておいて空いた時間での勉強や、いざという時のカクテルブック代わりに使うこともできます。
僕は表側にカクテルの名前、裏側に材料と分量と使うグラスを記載していました。最初はお店のメニューを上から順に記載していって、覚えたものから後ろに回していました。
こうすることによって自動的に、覚えるのが難しいカクテルが手前に残っている状態になります。20年前、レベルの低いポケモンを先頭に据えていたのを思い出します(手持ちの6匹が全て同じレベルという、几帳面な小学生でした)。・・・僕だけ?
少し時間のある時には1周してみる。出勤前には手前側を確認する。という使い分けができるので、どんどん自分好みにカスタマイズしてみて下さい。数ある カクテルの覚え方 の中で、僕が一番効果を実感しているものです。
※ガルフストリームとシンスリ最初の2枚なんだけど、あなたも覚えにくいですよね!?
系列覚え
カクテルの中には、材料がちょっと違うだけで似たようなレシピのものが沢山存在します。それを関連付けて一気に覚える方法です。
ホワイトレディ系
スタンダードかつメジャーなカクテルです。店で実際に注文されると、「試されているのかな?」と少し緊張するほど、シンプルでどこにでもあるカクテルです。
ホワイトレディ
ジン30ml
コアントロー15ml
レモンジュース15ml
ですが、ベースのジンをウォッカに代えると
バラライカ
ウォッカ30ml
コアントロー15ml
レモンジュース15ml
ラムだと
XYZ
ホワイトラム30ml
コアントロー15ml
レモンジュース15ml
ブランデーでは
サイドカー
ブランデー30ml
コアントロー15ml
レモンジュース15ml
等が挙げられます。どれもベースのお酒が代わっただけで、分量は変わりません。そして副材料も全く一緒です。これは一気に覚えられますね。
モーニ系
スプモーニ
カンパリ30ml
グレープフルーツジュース45ml
トニックウォーター適量
ベースをテキーラに代えると
パロマ
テキーラ30ml
GFJ45ml
トニック適量
の「モーニ系」という覚え方もあります。他にもあったと思うので、探してみて下さい!ぱっと思いつくのが2つしかなくてすみません(笑)
「インターネット上の情報は何が正しいか分からない」って方には、カクテルブックの方が断然お勧めです。
誰かと言い争いになった時も(たまにあるよ!w)、
カクテルブックに立ち返れば解決です(*´꒳`*)
ベースを抑える系
ジンとトニックウォーターでジントニック。ジンとソーダでジンリッキー。ジンとジンジャーエールでジンバック。割りものが違うだけでベースが同じパターンです。
ウォッカにもラムにも、割るだけ系のカクテルは存在しますから、ぜひ取り入れてみて下さい。
割りものを抑える系
上記とは逆パターンです。凄くシンプル。
ジンとトニックでジントニック、ウォッカとトニックでウォッカトニック、テキーラとトニックでテキーラトニック。
解説の必要すらありません(笑)
好きなのから
なんだかんだ言って、好きなのから覚えるのが一番です。きっとあなたにもバーテンダーになるきっかけになった一杯が存在するのでは?
僕はキンキンに冷えた銅マグで提供された、「モスコミュール」でした。
僕の知人には、ジンバックが分からないのにシンガポールスリングは分かる人がいました(笑)
でも結局そういう方向で勉強を進めていくほうが、本人にストレスがかからなくていいはずです。営業中に必要に駆られたら、新しいカクテルを覚えていけばいいですからね。
レシピは覚えない
のも、一つやり方としてはアリです。どういうことかというと・・・
材料と完成イメージだけを記憶しておいて、味見をしながら味を整えていく方法です。結局お客さんが「美味しい」と思えばそれでいいわけですから、レシピにこだわる必要はありません。
すこし慣れてきた人向けの方法です。
実践
アウトプットしなければ完全には自分のものになりませんし、覚えた意味がないというものです。結局お店でよく出るカクテルは覚えやすいのです。
上記暗記カードも「よく出る順」に並べておくと、即戦力になれるかも知れませんね(ポケモンのレベル差で言うとめっちゃ開く)。
まとめ
カクテルレシピの覚え方を4つお伝えしました。
- 暗記カード
- 系列覚え
- 好きなのから
- レシピは覚えない
- 実践
です。どれも今すぐ取り入れられるカクテルの覚え方です。
ここまで読んでくれたあなただけにもう一つだけお伝えしますと、僕は手帳に4行くらいの日記をつけていました。誰が来てくれたか、何を飲んでいったか、どんなことが課題で、どうすれば解決できるのかという日記です。
そしてその右側のフリーページに、教わったカクテルや料理のレシピを清書していました。メモで終わらせるのではなく必ず清書をしてください。メモや手帳はあなたの頭の中の構造と一緒です。出来る限り整理整頓することを心がけてください。
他、参考になりそうなサイトを紹介させていただきます。
・リキュール&カクテル(サントリー)何ベースで、弱めで、甘めで、等お客様目線からの検索もできる、素晴らしいサイトです。
・酒ログ上記サントリーと同様、ベースや味、色からも検索できます。
何事もそうですが、結局はやるかやらないかです。沢山のお客様に囲まれたバーテンダーになれるかどうかは、あなた次第なのです。
どうせやるなら、多くの期待に応えたいですよね。時間はかかってもいいので、まず出来ることは一緒にやっていきましょう。シプリアーノでした(*´꒳`*)
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