人の育て方 はたったひとつしかない。僕が丸亀製麺で学んだ大切なこと。

どうもシプリアーノです。この間山本五十六の話が少し出てきたので、今回は”人の育て方”に関するお話をさせていただこうと思っています。

リーダーや飲食店の管理職の方向けのお話です。従業員が思うように育たない。チームメイトや後輩が反発している。そんな方はぜひ続きを!大丈夫。絶対にあなたにもできます。

人の育て方 はひとつしかない

相手を想うこと

「あんな言うこと聞かないやつのことを想うなんて!?」そう思ったあなたの為を想って書きますが、その考えを捨てない限りあなたにリーダーの資格はありません。自分の子供だってずっといい子にしているわけじゃないですよね。

人を育てることは子育てと同じです。「この人の為に何ができるか」と想うことから、そう思える関係を作ることから、教育が始まります。

突き詰めて考えると「相手を想う」ことでしか、教育は成り立ちません。

信じる

「お前にならできる!」これです。

もっとも分かりやすい例えでいうと、自転車です。日本人の中で99%の人が自転車に乗れると思うのですが、その人たちは生まれた時から自転車に乗れていた訳ではありません。でも自分が乗れるようになったんだから、自分の子供が乗れるようになることを知っています。信じるなんてレベルの話じゃなく、知っているんです。

これが最強の人を育てる方法であり、夢を叶える方法です。

褒める

部下の成長は手放しで褒めてあげてください。できることなら、小さな過程も褒めてあげたほうが良いです。「見てくれているんだ」と実感させることで、信頼度は高まります。

子供が自転車に乗り始めた時、30センチ進んでこけました。次に挑戦したとき50センチ進めたら、親馬鹿な両親はこう言います。「さっきより進めてるじゃないか!お前はすごい子だ!」子供は不安でしたが、これに気をよくして挑戦し続け、終いにはその日のうちに乗れてしまうのです。

自分の子供のことなら、失敗して自転車がこけてしまっても褒めてあげられるのです。今からでも、あなたにできることですよ。小さなことでも褒めてあげましょう。そんな勇気もない人はこの記事読んでないですよ。

怒る/叱る

違いが何かお分かりでしょうか。そう、相手のことを想っているかどうかです。

自分が機嫌が悪くて、腹が立つことがあって、部下を怒る。これでは部下には響きません。何故でしょうか。考えられる理由は沢山あります。失敗もしていないのにいきなり怒られたから。怒るポイントが違ったから。逆上していたため、何を言っているか分からなかったから。

僕もされた覚えが数えきれないほどありますが、向こうが謝ってくるまでこちらからはコミュニケーションを取りませんでした。当然、謝ってこない相手とは段々距離が離れていきました。

一方叱るのにはかなりの準備が必要です。

・相手が素直に受け入れるだけの実力差、もしくは信頼関係があること。

・自分が普段から正しく業務を行っていること。

・相手のエラーを即座に発見してあげられるほど観察していること。

・相手に普段から感謝し、褒められていること。

・ほかの人に聞かれない空間で1対1で叱ること。

・何故それではだめなのか、理由まで教えてあげられること。

こんな人、間違いなく尊敬されてますよね。人を叱るにはこれだけの準備が必要です。この準備をする余裕がない人には、人を育てる資格はありません。反論するスキを与えてしまうからです。反論してくる場合はまだいいですけど、いつの間にか静かに、心が離れていかないことを願います。

ちなみに、僕が丸亀製麺時代にマネージャーから教わった指導方法で、2ストライク1ボールの法則(本当にこんな名前か?)というものがありました。非常に効果的な方法ですが、普段から信頼関係を作っていないと通用しません。

「○○さん。おむすび凄く早く作れるようになりましたね!すごく助かります!早く作るだけじゃなくて綺麗に作れているし、なんか最近おむすびがよく売れているみたいですよ。あとは目の前のお客様にお勧めするだけで、飛ぶように売れるようになりますね!」

これ、すごく使えます。相手に普段から見ているアピールをして、褒めることによって心を開かせ、伝えなくてはならない部分はきっちり伝える。いいこと尽くしです。ぜひ使ってみて下さい。

承認する

ここまでのことが自然にできるようになると、部下は勝手に仕事をし始めます。勝手に成長します。他ならないあなたが見てくれているからです。これこそがコミュニケーションであると、僕は信じてやみません。

そうすると「○○だと思うのですが、こうしたほうがいいですか?」のような、ポジティブな意見が現場から突き上がってくる様になります。業務にプラスになるものや筋を外れないものは、基本的に全て承認してあげてください。

「いいね」「ありがとう」「助かります」これです。

もし少しズレた提案をしてきても必ず最初は承認してあげてください。「いいじゃん。考えてくれてありがとう。この部分だけもう少しこうしてみたらどうかな?」と。お礼まで言われますよ^^

このプロセスを身に着け繰り返すことで、部下たちがどんどん育ち、あなたの仕事がなくなってきます。空いた時間を勉強に費やしたり、掃除しつつ見守ったり、昇進したりします。

件の2ストライク1ボールマネージャーは、「社員なんて店に着いたら掃除してりゃいいんだよなー」と言ってました。流石です。

ごめんなさいとありがとう

多くは説明しませんが、仕事ができるようになってくると非を認めにくくなることがあります。

「ごめんなさい」「ありがとう」当たり前とまで言われるこの習慣ですが、すごく勇気がいる一言だということも僕は知っています。恥ずかしがらずに謝りましょう。息をするように感謝を伝えましょう。

そう、相手の感受性が相当強くない場合、思うだけでは伝わりません。その場で伝えることが必要です。それと、感受性が強い相手にこそ、伝えてあげるとすごく喜びます。「あいつならわかってくれる」は野暮ですよ。

 

まとめ

つまり、相手のことを想うことが、唯一相手を育てる方法なのです。

「こどもかよ」と思うでしょうが、その通り、同じことです。わからないから、わかるように教えてあげる。

相手が「わかるようになりたい」あなたが「わからせてあげたい」と思うためには、普段からの信頼関係が大切なのです。信頼関係を生む種こそ、相手を想うことです。

大丈夫。僕にできたことです。あなたにも必ずできます。一緒に頑張りましょう。

シプリアーノでした^^

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山本五十六出し忘れた!!(笑)