丸亀製麺・トリドールで働いてよかったと思うこと
音声版↓
ども、シプリアーノです。僕のブログは基本的に「丸亀 ブラック」で検索されています。基本的に(笑)
ブラックな部分はあると思うんですよ。今思い出してみても、やっぱり。
ところが残念なことにそれにしか中々注目されていないような気がしなくもないのです。
というわけで今回は、僕が新卒で入社したトリドール・丸亀製麺で働いた経験が役に立ったことをお話ししていこうと思っています。
結論:大体どこに行っても大丈夫になる
先に結論付けるとしたらこうなります。
東証一部上場企業で飲食店を運営しているというのは、多くの人が思う以上に現場がシビアに回っているということです。
どうシビアかというと
- 衛生管理
- 売上管理
- 労務管理
- 日々の細やかな報告・連絡・相談
これらを800店舗以上にも一斉に徹底するというのは、想像以上の労力が必要になります。
特に店長。想像を絶する現場の激しさに揉まれ、入社から1~2年経つ頃には息をするように働けるようになります。
毎日嵐のような現場をその日その日で凌ぎつつ、従業員のスケジュールを組んだり本社からの変更を現場に浸透させたりします。
気づけばスーパーマンの出来上がりです(笑)
飲食店での動き方がわかるようになった
上記項目で言うと「売上管理」にあたる部分かと思います。
いかに効率的に動くか、いかに他の従業員や顧客が求めていることがわかるか、という能力が飛躍的に上がりました。
ぶっちゃけこれのお陰で、どこの飲食店に行っても余裕でこなすことができます(*´꒳`*)
ご存知の通り、丸亀製麺は圧倒的に回転を重視する職場です。
売れているお店では1日の来客数が1,000人、年末年始やお盆などでは売り上げが100万円を超えることもあります。
そのようなお店では人員も15名以上のような配置になりますが、従業員も全員常にフル回転で作業をしています。
ひとりの数分が全員の数分、売り上げの数千円を左右する世界です。
一瞬でも気を抜けば多くの来客にお店ごと食い尽くされてしまいますので、その意味で従業員間の緊張感・プレッシャーには凄まじいものがありました。
一杯でも多くうどんを出すには、一品でも多くおむすびや天ぷらを売るには、一人でも多くレジを通過させるには、一皿でも多く食器を洗うには、一円でも、1秒でも・・・そんな世界で戦っていました。
今やっている作業のことなんか一切考えていません(笑)
次は何をする、その次は何をしたらいい、自分のポジション以外に困っている部分はないか、次は誰が休憩で、何時までに何をして・・・
常に効率化のことをグルグル考えています。
ちなみに僕は「イオンタウン防府店」という今は無くなってしまったお店で働いていたことがありますが、当時は全国で見ても最低クラスの売り上げのお店でした。
ので、ピーク時をすぎたら閉店作業まで一人で終わらせるという、それはそれでかなり刺激的な毎日を送っていました(笑)
丸亀製麺をワンオペしているって、同じ会社の社員にも驚かれていました(笑)
当時の僕は全国の従業員を集合させて競わせても、上位5%に入る早さ・品質を誇っていたと思います。
その後六本木のど真ん中にある繁盛店のBARや、三ノ宮のど真ん中にあるHUBや、色んな個人店でも働きました。
その中で「僕と同等かそれ以上だな~!」と思わされた飲食スタッフは見たことがありません。
丸亀製麺時代は「この人は明らかに僕以上」という人だらけだったので、未だに「すごい場所だな~」と思います。
雇用される側として知識武装できている
労務管理は新人研修中に教わりますし、実際現場に配置された後も自分と店舗スタッフの労働時間や働き方に注意を払う必要があります。
労働基準法や各種保険に関して、一般人より詳しい程度には勉強と実践を重ねることになります。
実際に自分が転職するときや雇われた後、自分自身の雇用状況が適切かどうか、会社が健全に運営されているかがすぐに分かるようになります。
あまり実感が湧かないかもしれませんが
- ブラックな職場を引かないように自衛する
- ブラックな職場から抜け出す
- 給与や待遇を適切に向上させる
このような部分は知っているだけで人生の貴重な時間を無駄にせず、もらえるはずのものをきちんともらう為の大切な知識です。
トリドールで働くと基礎的な知識は身につきますので、損をする機会は減ります。
損していても認知できていれば、それをカードとして持っておくことができるのもメリットだと思います。
この辺に強くない人は、一度面倒くさがらずに現在の状況を顧みることをお勧めします。
基礎的なビジネスマナーが身につく
新入社員研修は外部の講師を招いて4泊5日の合宿をした記憶があります・・・。
服装や髪型に挨拶、名刺交換や言葉遣いから習いましたね~。
報告の仕方やメールの送り方も多岐に亘りますが、一通りは教わりました。
現場に配属されてからは基本的に上長とのやりとりが増え、外部とあれこれすることは無くなります。
とはいえ、いつ・どのように・誰に・何を「ホウレンソウ」すればいいかは日々日々わかるようになって行きます。
他社の採用面接であっても個人間のやり取りであっても、ホウレンソウが全く出来ていない人がほとんどの中、一通り卒なくこなせていればそれだけで有利になります。
「知っていて損はない」ではなく「知ると強力な武器になる」のがビジネスマナーやホウレンソウの強さです(*´꒳`*)
これ大切なのでもう一度言いますけど、出来ない人の方が圧倒的に多いです。
体感的には7:3くらいの割合でビジネスマナーを知りません。
知っているだけで希少価値が上がります。
まとめ
どうでしょうか。
色々な角度から見て、どこに行っても大丈夫な能力が身につきます。
僕はその後リクルートに入社しましたが、法人の飛び込み営業には全く適性がなかったようですぐ辞めてしまいました。
職業によってはもちろん相性があるかと思いますが、飲食店や上場企業での生き抜き方は体が覚えます。
僕はそれがあるから「最終的に食べるに困ることはないよなぁ」と、楽観的に生きていけています(*´꒳`*)
上場している外食産業の会社だとついブラックと思いがちですが、得られるものも相当に大きいということは言うまでもありません。
最後まで読んでくださりありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう^^
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