休憩を取らない事が美学な社員に関する話
目次
ども、シプリアーノです。こんなツイートしました↓
「自分は社員だから休憩守らなくていい」が美学な人とはお友達になれない。
一瞬ご飯だけ食べたから「休憩はとりました!」の人も同じ。
そうしないと回らないって現状もイケてないし、「ホンマに休憩無理だったか?」って思うし、法令遵守出来ない会社は単純に信用ない。
僕はきっちりもらいます☺️
— シプリアーノ☺︎せどりは楽しい (@Sedori_2nd_job) September 24, 2021
というかこのツイートが全てなのですが、今回は敢えて深掘りしてみようと思います。
結論:「管理」が存在しないブラック企業確定
ここで言う管理には2種類あると思っています。
- 「労務管理」会社→従業員
- 「自己管理」従業員→自分自身
労務管理:そもそも法令遵守が成立していない可能性
ここで言う労務管理は主に労働時間管理ということになりますが、休憩時間を確保できていないということは本来あり得ません。
しかも従業員自身がそれをよしとする、休憩を取ったものとして報告している実態が暗過ぎると思っています。
休憩を確保するには
- 全体の必要人数・必要労働時間を策定すること
- ワークスケジュールを組む(休憩時間を定める)こと
- 法令遵守の意識・知識を教育すること
- 人員を確保すること
などが必要になります。
今回僕がツイートしたきっかけになった職場には、基本的にワークスケジュール(一般的に言われるシフト表)が存在していません。
「その日何時から何時まで誰がいる」しか情報がないので、休憩は大雑把に社員が指示して取っています。
そして社員は休憩を基本的に取りません。
取れる取れないの議論ではなく、法律として取らなければならない。会社として休ませなければならない、ということなのです。
社員が休憩に行って現場が不安だというのなら、他の社員を増やすか同等の能力があるアルバイトを育てるかしかありません。
もしくは本来であれば休憩に行っても大丈夫なのに、単にビビって休憩を取り損ねているだけの可能性もあります(大)。
何にせよそうなることを防ぐために、ワークスケジュールを組まねばなりません。
WSにはたくさんの情報が載っています。
- 予算
- 時間
- 必要時間(人数)
- 出勤時間・退勤時間
- 休憩時間
- ポジション
- 作業指示
- 出勤者の名前
- 作成者の名前
- 承認者の名前
ここまで指示して守らないというのであれば、大幅に予算自体が狂っていたか、従業員が勝手に動いたかのどちらかということになります。
自己管理:法令遵守意識
さてここからが従業員自身の意識の話です。
- 仕事が好き
- 仕事が楽しい
- 働いている自分が好き
- お客さんの喜ぶ顔が見たい
- 休憩は要らない
そんな風に思っているかどうかは問題では全くなくて先ほどもお話しした様に、法律の話です。
自動車の運転に道路交通法があるのと全く同じで、従業員には労働基準法があります。
従業員は守ろうとしなければなりませんし、会社は守らせなければなりません。
働いている自分より法律を守っている自分の方が「かっこいい」と思っている状態が正常です。
出来る時に出来る仕事を終わらせてバシッと休憩に入る方が生産性高そうでカッコよくないですか?
今回のツイートに関しては会社と従業員の両方に責任がある様に感じました。
ブラックな社風というか、黒くキラキラしている様な感じです。
とはいえ客観的にそんな働き方を見ていて思うのは「だっさ」ってことなのです。
僕の見方
- 休憩も取れないほど人手が不足している
- 求人をかけても人が集まらない
- 集まった人材が辞めていく
ブラックな働き方させてるからだと思います。
きちんと気にかけて育てているかどうかも関係あります。
休憩を取る場所がない
みんなどこで休憩しているのかな~って観察していると、事務所。
勤務中のスタッフも多く出入りするし、備品や食材もたくさん置いてある事務所。
なんなら同じ机でPC開いて作業している人がいる事務所。
なんか不衛生でものがごちゃごちゃして、同時に休憩を取る人もいて狭くなって、休憩ってなんだっけ?って思う様な事務所。
僕は家が近いので何がなんでも家で休憩をとっていますが、他の子達のことは可哀想に思っています。
「そんなもんだ、これこそが我が社だ」というおかしな正義
これが根深いです。
社員や古参のメンバーがきちんと休憩を取らず、ちゃっちゃと合間の時間に何かを頬張るのを若いメンバーが見ています。
僕はそういう先輩や職場の実情を見るとどこでもうんざりしますが、それは色んな職場を知っているからです。
その様な職場しか知らなかったり、初めてのアルバイトがそういう所だったりしたら・・・。
入ってくるメンバーも徐々に「そんなもんだ」と思う様になります。
職場内で「そんなもんだ」と思っている人口比率が高まると、「それっておかしくね?法令違反じゃね?」という声がどんどん小さくなっていきます。
それこそがブラック一直線である理由なのです。
不要な社内資格をたくさん設ける
ここまでのテストを合格していないとこれは担当できない。
あの人がいないとこれをしてはいけない。
そんな項目が小さくたくさんあるので、その人達は休憩に行けません。
残念としか言いようがありません。
若い才能に任せる勇気や、育て切る責任を放棄するからそういうことになるのです。
まとめ:さっさと片付けてさっさと休憩行こう
決められた範囲までの仕事をバシッとこなして、スパッと休憩に行っている人の方が圧倒的に生産性が高いしかっこいいです。
僕はそういう人たちを「かっこいい」と思う価値観がありますが、残念ながらダラダラ働いている人のことを「かっこいい」と思う真逆の価値観も存在しているのです。
シフトで決められている退勤時間が18時でも、早めに仕事を終わらせて早めに上がることに僕は価値を見出します。
30分の時給よりも、30分長く家で過ごしたいのです。
何の為に働くか。
お金のためですか?違います。
豊かに生きるため、金を稼ぐのです。
30分働いて過ごすのと30分家でダラダラするのでは、圧倒的に後者の方が豊かです。
少なくとも僕はそうです。
休憩も同じことです。自分の時間を大切にできない人には、他者の時間を尊重することなど想像もできません。
だから会社としてそういう体質なんだと思っています(*´꒳`*)
アルバイトでよかった(笑)
最後まで読んでくださりありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう^^
コメントを残す