機嫌の悪い人と働いて、感謝した話

機嫌の悪い人と働いて、感謝した話

ども、シプリアーノです。今こんな職場で毎日イキイキ働けています。

そしてそんな中でも、そこそこな規模の組織ですから色んな人が居るわけです(*´꒳`*)

以前、もう本当にずっと前なんですけど、「職人気質(かたぎ)の人とは働きたくない」みたいな記事を書いた(愚痴っぽかったので消した)と思うのですが、まさしくそんな人が今の職場にもいます。

腕は間違いありません。どれだけ急いでいてもかなりハイクオリティな商品を作り上げてきます。

お客さん達はこの人の商品を目の前に、一発でメロメロになります(笑)

ただ本当に、本当に一緒に働くのが難しい!

この人の計画通りに、この人の思う様に動けないと、すぐに機嫌が悪くなってしまいます。

そうなったら最後、キッチンのムードは大崩壊。

基本は無言。響き渡る大音量での調理器具の音。

ガッシャンガッシャン、バッタンバッタン。

ただ商品の品質に狂いはありません(笑)

そんな人と二日連続で同じ厨房にいて、むしろ感謝した話をしていきたいと思います(*´꒳`*)

まずは何故感謝したのか↓

結論:される側の気持ちがわかったから

僕も実は、この人と同じ様な働き方をしていました。

環境によっては、今も同じ様な働き方をします。

でもここまで標的になったり、一方的に「された」ことはなかったのだと思います。

だから気が付けました。

非常にショックというか・・・動揺してしまいますし、並の精神力では一緒に働けません。鬱になると思います。

丸亀製麺の店長時代。BARの店長時代。色々な職場での働き方。

僕はこんな苦しい思いを周りの人にさせてきてしまっていたのかと、二重にショックを受けました。

過去数年にわたる思い出を一気に反省して、泣きそうになりました。

そして同時に「今度からは絶対に機嫌で働くのを止めよう」と心に刻むことが出来ました。

このタイミングでこの人と一緒に働くことが出来たことで、今後自分の働き方が変わり、人生が変わるかも知れないと思うと、素直に感謝することが出来ました(*´꒳`*)

この人の拘りに応えることでオペレーションに強くなれるから

この人とは毎日同じ職場で働いているというわけではありません。

この人の部下で就職2年目の子が、普段はそのお店のキッチンにいてくれています。

その子が休みを取る時には、上司とも言えるこの人が来るわけです。

若いその子は普段何の文句や注文もこちらにつけてきません。

いつもニコニコ働いてくれて、キッチンに始まり職場全体の雰囲気は和気あいあいとなります。

実はこれが大きな落とし穴。

僕は「この人」と働くまで、2年目の若い子にずっと甘えていたことがわかりました。

そんな言い方しなくてもいいし、そんな働き方をしなくてもいいのですが、そうでもしないとこの職場では伸び代に気付くことが出来なかったのです。

どうすればこの人の機嫌が悪くならず、どうすればこの人のスピードを上回って一緒に働けるか。

どうすればこの人が快適に過ごせるのか、全力で観察し考えました。

その甲斐あってこの人と働いたたった二日で、どうすればパティシエさんが助かる様に動けるのかがわかりました。

とても沢山の作業を共有してあげる事が可能になりました。

その次2年目の若い子と一緒に働いた時、「え、凄いですね。私何もいっていないのに、できる事増えすぎてますね!」と言ってもらえました。

だからやっぱり「この人」に感謝しています(*´꒳`*)

和気あいあいと緊張感の欠如は別物

営業内容的に、ついお話がちになるキッチンでの作業。

お話しする事自体は悪いことではありません。それでモチベーションが保てたり、作業が捗ったりすることもあるでしょう。

ただ手が止まっていたり、気が緩んでいたりするのとは全く別の問題です。

僕は基本的に出勤中にダラダラすることはありません。できる作業を探すのも得意ですし、他の人の作業を奪ってでも仕事をしていようとするタイプです。

飲食の経験ももうそこそこ(10年弱くらい?)になったので、多少話しながらでも手を緩めることはありません。

ですが学生のアルバイトだとどうでしょう。

  • まだまだこんなに作業が残ってるよ?
  • やれることなんて山ほどあるよ?
  • 厨房にこもってないで、余裕があるならお客さんと会話をしてみたらどう?

という様なタイミングでも、結構「おしゃべり」をしています。

ですがどうでしょう、「この人」が働いている時のキッチンはその様なムードに一切なりません。

この人もそのお店のそういったムードにはかなり敏感なのです。だからもしかすると、敢えてその様に働いているのかも知れません。

多少過剰に感じないこともないですが、全く賛同できないわけではないんですよね。

いい商品を出している、自信を持っている側からすると「もしかして緩い接客してんじゃねーだろうな?」と思うこともあるわけです。

僕としても「めっちゃ怖いけど好き」って部分があって、尊敬はしています。

だから頭ごなしに敬遠するわけではなく、何か理由があるのかも知れないと考えながら観察しています。

他の誰もキッチンにいなくなっても、敢えてキッチンでこの人を観察している自分がいます。

自分自身で緊張感にスイッチを入れることはいつでも可能ですが、他人の影響で強制的に緊張感を持たされることは中々ありません。

「たまにこんな日が無いとダメだな~」なんて思いつつ、やっぱり感謝したのでした(*´꒳`*)

まとめ:誰にでも事情があるし、何にでも感謝できる

機嫌が悪いこと、仕事が荒くなること。

これって実際は誰にでもありますよね?

もしかすると体調が悪いのかも知れませんし、ご家族の何かを心配しているのかも知れません。

事情を知らないまでも、「事情があるのかも知れない」「そんな日もあるよね」と受け止めることはできます。

この人のこの働き方が正しいとは、正直全く思いません。

ですがどの人がどんな働き方をしていても、学べることは多々あると思います。

結局は自分次第。

最後まで読んでくださりありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう(*´꒳`*)

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