イギリスあえて感染ピークを作る。ジョンソン首相「解除今しかない」

イギリスあえて感染ピークを作る。ジョンソン首相「解除今しかない」

ども、シプリアーノです。面白いニュースを見かけたので引用と所感を記そうと思います。

イギリスのジョンソン首相が林修さんみたいな事言っていました。

まずは引用文を

イギリスでは新型コロナ感染が再び急拡大していますが、19日からロックダウンが解除される予定です。

どのような判断があったのでしょうか。テレビ朝日ロンドン支局・大平一郎支局長に聞きます。

(大平一郎支局長報告)

イギリスでは15日、5万人近い人の感染が確認されたということです。

日本から見ると、数が非常に多いと感じるかもしれませんが、イギリス政府は「規制が解除されたら、新規感染者数は一日あたり10万人に達する可能性がある」としていて、現在の数値は許容範囲内と考えているということになります。

ジョンソン首相は規制解除について「今やらないのならいつやるの、今しかないだろう」と言っています。

なぜ今かというタイミングについては、新型コロナの影響を一番受けた業界が、我慢の限界を迎えています。倒産の瀬戸際といってもいいかもしれません。

もう1つ、感染対策の観点からいうと、インフルエンザのシーズンが来る秋までに、あえて感染ピークを作ってしまおうという戦略があります。ワクチン接種と感染による集団免疫の確立が狙いです。

世界に先駆けて始めたワクチン接種が成功体験となって、政府の決断を後押ししているという側面もあります。

政府は「インフルエンザと同じように、コロナとともに生きることを学んでいく」と話しています。

必要以上にコロナを特別扱いしないという宣言でもあります。

一方で、町にはあまり高揚感を感じません。

世論調査を見ても「早すぎるのではないか」という人が約7割います。

感染拡大が続くなかで「大きな賭けだ」「国を挙げての実証実験だ」と批判する専門家もいます。

19日は恐る恐る迎える『自由の日』となりそうです。

引用ーテレ朝NEWS(7/18)

所感:政府と民間の動きが日本人と逆!

まずはすごく面白いので事実データの比較をします

イギリス

  • 人口6,665万人(2019)
  • 7/15の感染者数は5万人
  • 一回以上のワクチン接種が終わっている人は69.3%、必要回数接種者53.3%(15日時点)
  • 累計死者数128,708人

日本

  • 人口1.263億人(2019)
  • 7/15の感染者3,418人
  • 一回以上のワクチン接種は32.9%必要回数接種者は20.8%(15日)
  • 累計死者数15,062人

人口は日本の方が2倍ですが、感染者数はイギリスが約15倍(!)

死者数もイギリスの方が8.5倍多いという事実があります。

アジア諸国の民族には感染しにくいとか民度が違うとか、要因はあると思います。

が、僕が一番思っているのはPCR検査の実施数と、陰性と陽性を分ける数値の設定が曖昧なんだろうと。

オリンピックがありますからね。多少の情報操作は国内外の政府にとって、暗黙の了解だったと思っています。

オリンピックのお陰でワクチンが大量に手に入っているのも事実。

何にせよ明らかに日本と比べてコロナ対策に遅れをとっているいる様に見えるイギリスが、ロックダウンを解除するというのですから、日本人にとっては驚きです。

何で解除なのか:集団免疫と経済再生

日本人の感覚からすると信じられないと思うのですが、そんな感染者数の中でもロックダウンを解除するというのです。

イギリスで深刻なダメージを受けた業界は「輸送業」と「ホスピタリティ(ホテル等)業」だということですが、これらの多くが倒産寸前ということでロックダウンを解除するみたいです。

ジョンソン首相的にはもう一つ狙いがあって、夏に感染のピークを持って来ておくことで秋冬に備えるというものです。

半数以上の人がワクチン摂取を終わらせた今、感染しても重症化する人は以前より少ないはず。

つまり、今感染しておけ!秋冬にインフルエンザやら風邪やらと一緒に流行ったら手がつけられんぞ!ということです。

ロックダウン解除に対する国民の温度感

というわけで、ロックダウン解除します。

  • イベントの上限人数は撤廃です。でもなるべく屋外でやってね
  • 在宅勤務の人は段階的にオフィスに戻ってね
  • クラブも営業していいよ。映画館とか劇場とかの収容人数も制限しないよ
  • 企業や大型のイベントにはワクチン接種かPCR陰性の証明書を使ってね。なるべくだけど
  • 電車バスではマスクしてね
  • ソーシャルディスタンスは義務じゃなくするね

もし日本人ならこの時点で「ヒャッハーーーーー!」となるのは目に見えていますが、ここでイギリス人は乗り気じゃないというのです(笑)

国民一人一人がきちんと数字の分析をすることができ、自分の意思で決断をできるのは素敵なことだと思います。

まだ実際に19日の様子を伝えるメディアは見ていませんが、個人的にも民間は割と静かなんじゃないかと思います。

イギリスの専門家は8月中旬以降に感染者数や病床逼迫のピークが来ると予測しているそうです。

コロナと共に生きていく選択をした英政府

コロナはなくなりません。

微妙に形の違う変異種も色々出て来ます。

インフルエンザと同じで、根絶は無理です。

というわけで、今後の人生はコロナと一緒に生きていきます。

ということなんですよね。

まとめ:うまくいこうが失敗しようが中途半端はしない

これが諸先進国と日本の違いだと思いました。

例えば今回のジョンソン的政策が外れて、イギリスが大変なことになったとしましょう。

それを見たEU諸国はそれと反対の政策を打ち出すわけです。今回の政策は無駄になりません。

答えや前例がなかった問題に対して、0か100の回答を出し、改善を重ねていくことができます。

何が良くて何が悪かったかがはっきりするからです。

対して日本はどうでしょう。僕は政権批判をするつもりはありませんが、公約を果たさない政治家が多かったり、「飲食店はダメだけど五輪はやる」と言ってみたりという状態です。

個人的にはどちらでも結構な立場なんですが、基準や考え方が中途半端なので国民に浸透せず、反感を買い続けていますね。

僕自身は政府が何を考えているのか、真意の見えにくい運営だとは思うのですが、国自体は案外うまく回っている様な印象を受けています。

極論ですが、政治家が馬鹿でもいいと思うんです。小泉進次郎なんて(僕はある意味狂おしいほど好きw)絶対にバカですが、お陰で国民は「あいつはダメだー!」となれるからですw

日本の政治家も曖昧なことばかり言う後だしジャンケンばかりせず、はっきりと意思表明をして国を導いて欲しいと思っています(*´꒳`*)

最後まで読んでくださりありがとうございます。また別の記事でお会いしましょう^^

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