BAR初心者 のあなたへ 現役バーテンダーが教える店内での振る舞い

バーテンダーのtakkyです。前回(高級店の見分け方)に続き今回は、”BAR初心者”のあなたに「店内でどう過ごせばいいのか」を伝えします。知っていることで”BARに入るハードル”を下げられるのなら、お安い御用です。

BAR初心者 のあなたへ 店内での振る舞い編

何を頼んでいいか分からない

行ったことが無い、回数が少ないのですから分からなくて当然です。結論から申し上げますが、当然「何を頼んでも良い」です。

ですが皆さんが言いたいのはそういうことではなくて、「知らないお酒ばかりで不安」「普段飲んでいる様なのを頼むと周りに笑われるんじゃないか」ということでしょうか。

はい。分かりました。それでも僕の返答は変わりません。何を頼んで下さってもかまいません。お好きな物をどうぞ^^

知らないこと、分からないお酒に関してはガンガン聞いてもらって大丈夫です。バーテンダーはその為にカウンターに立っているのです。好みも同様にガンガン言ってください。お互いの満足度を上げるためです。

普段飲まれているようなお酒も大抵用意してあります。僕は六本木のBARで働いていましたが、よくレモンサワーやウーロンハイを作ってお出ししていました。

何を頼んでも恥ずかしくないですし、期待には応えたいのがバーテンダーです。もしあなたの注文を笑う(批評する)お客さんやスタッフがいるお店なら、顧客教育も従業員教育もなっていないので、2度行く必要はないでしょう。

カクテルが分からん。メニュー見てもなんのこっちゃ。

BARは初心者歓迎です。ファンになってもらえて、また来てもらえる可能性が高いからです。どうやってファンになってもらうかというと、以下のものが挙げられます。

  1. 一緒に話を楽しむ
  2. 味を楽しんでもらう
  3. 分からないことを教育していく

せっかくお金を払って酒を飲もうというのですから、分からないまま体に入れるのではただのリスクです。自分の体や舌に合う飲み物は必ず存在します。ガンガン聞いてよいのです。応えられなければ修業不足

カクテルもウイスキーも、ブランデーもジンもラムもテキーラも何でも。もしかしたら棚の奥であなたに見つけられるのを待っているかも知れませんよ^^

聞きましょ!

静かにすべき?

そんなことはありません。極論を言うと、”他客の迷惑にならなければ何してもOK“です。極論ですから、騒いでもいいし、脱いでもいいし、ナンパしてもいいです。他客の迷惑にならなければ

周りが盛り上がっているなら一緒になって盛り上がるのもよし、バーテンダーと一緒に笑い話をするのもよし、一人静かに本やスマホを手に取るもよし。

何も飲み物だけにお金を払っているわけではありません。場所、雰囲気、接客、全てに期待していいのです。他のお客さんやバーテンダーの迷惑にならなければ、好きにしていいのがBARです。

どうですか?段々行けそうな気がしてきました?

バーテンダーと話すべき?

べき論はBARに存在しません。あなたが、バーテンダーが、「このほうが良いな」と思った形に落ち着きます。

僕はなるべくお話ししたいタイプのバーテンダーですが、中にはほっといた方が良いお客さんもいます。一緒にYouTube見たり、飲み競争する人もいます。

話したいなら話せばいいし、放っておいて欲しいならバーテンダーが空気を読んでくれます。空気の読めないバーテンダー程イタイものはありませんが、単に相性が違っただけの可能性もありますから、数回通ってみて下さい^^

バーテンダーの作業をずっと見ていてもいいのか

大歓迎です。そのためにカウンターの上で、わざわざ見えるように作業をしています。丸亀製麺のオープンキッチンと全く同じ原理ですが、目の前で調理されているものは、安心感と美味しさを増幅してくれます。

バーテンダーがシェイクやステアをしているとき、見られていないのは逆にさみしいかも知れません(笑)

見てくれていいですし、何してるか聞いてくれていいし、はやし立ててくれていいです。よろしくお願いします^^

まとめ

BAR初心者 の為に、バーに入った後の振る舞い方を書いてみました。どうでしょう、思ったより身近じゃないですか?

・何を頼んでも良い

・分からないことは聞けばいい

・迷惑にならなければ何をしてもいい

が今回お伝えしたかったことです。基本的にバーテンダーさんは「聞けるわがままは聞いてあげる」のを信条にしています。言い換えると「大小どんな期待にも応えたい」ということです。

ということは、あなたが素直に聞けば聞くほど、返ってくる答えもあなたが求めるものに近づいていきます。ドリンクの好みも同じで、言えばいうほど好みに近づいていきます。

BARは皆さんの職場では無いのです。何回でも堂々と聞いていいし、多少のわがままを言ってもいいし、酔っぱらって楽しくなってまた来てくれればいいのです。

そうすればするほど、バーテンダーのレベルも上がっていくことでしょう。

今回はこの辺で。takkyでした^^

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