バーテンダー になりたいあなたへ

こんばんはtakkyです。”バーテンダー”に対する多くの方の疑問点ってこんな感じだと思うので、さっそく各項目について実体験をもとに記載していきます。

バーテンダー になりたいあなたへ

資格不要

バーテンダーになるのに資格はいりません。雇われたその日からあなたはバーテンダーです。プロの仕事をしてください。

ちなみにここが肝なのですが、お客さんが一番見ているところって一生懸命さです。

スマートで知識のあるバーテンダーでも常連さんが付かない人は(そんなバーテンダー見たことない)、きっと手や気を抜いている人が多いです。

僕は接客が好きなので、新人時代から徐々にお客さんは付いてきてくれていました。新人が入るのを楽しみにしてくれているお客さんが多いです。

おなか一杯、おいしい酒も飲んだ・・・接客が楽しかったor……で、店の印象変わります。あなたが出勤したその日からあなたにできること。「笑顔」ですよ。頑張って^^

バーテンダースクールの要不要

個人的には不要と感じます。人生においてお金と時間に余裕のある人は通うといいかも知れません。何故かというと、バーテンダースクール出身者をあまり見たことがないから。

あと知っている2人の出身者が、仕事ができるとは言えなかったから。そしてバーテンダースクールに通っている生徒は、実践が大事だとバーにアルバイトしに来るから。

それでももし、僕が今から18歳に戻って、家庭の金銭事情に少しでも余裕があるなら通うかも。働いていると、先輩に対しても疑念や怒りを覚えることがあります。仕事中なら特に。

教えるのが上手な人がいないBARだと特にそうです。任せてもらえる作業が限られているかも。そんな不安はバーテンダースクールならないですよね。

受講料も教材費も約10万円払って、教えるプロから教わりに行くわけですから。もし行くのなら絶対に疑問を残さず、一瞬も油断せず、徹底的に学ぶことをお勧めします。

女性でも活躍できるか

出来ます。断言します。絶対できます。というより、これもどこの会社行っても同じことです。なぜBARにこの質問が多いのか疑問です。

お客さんもバーテンダーも人です。もちろん相性があります。それは男女に共通ですよね^^もしバーテンダーになりたいのではなく、稼ぎたいのなら、

ガールズバーやキャバクラで働いてください。むしろ昼の仕事のほうが要らん心配なくていいです。酔っ払いに絡まれることは余計な事言わない限りそうそうないです。男性の僕が2年近くバーで働いて2回くらいです。要らん事言ったわけじゃない(笑)

行き帰りの心配は確かにどうしようもないのでご自身で対策していただくしかないです。体力的にしんどいんじゃないかと言われますが、

なんで昼と夜が変わっただけで、労働時間が変わるわけでもないのに急にそんなこと言い出s・・・笑夜の世界で働くバーテンダーに対する偏見は、世間的にもあるのかも。ご両親は特に。

僕の見てきた限りでは、辞めずに働いている男女は仕事のできる、何か武器のある人が大勢いますよ。女性のあなたでも大丈夫。断言します。一緒に頑張りましょう。

勉強は常に、少しずつ。

これも、どの会社でも一緒ですよ。どんなバーでも勉強は、絶対に必要です。入社当初にやる気が出すぎて、おいてあるお酒の銘柄や生産地を一気に覚えようとしても無理です。

それより、1日1本確実に覚えて、次の日にお客さんにお勧めする方法がお勧めです。お客さんに「じゃあそれ」って言ってもらえることで、覚えたお酒を忘れにくくなります。

なにより楽しくなります。楽しくて、やる気のある状態を継続していくほうが、あなたやお店の為になります。

「毎日もうちょっと覚えられるんだけどなー」くらいの余裕は残しといたほうがいいです。

「今日はあと1本覚えなきゃ」「昨日の分も合わせて2本勉強しなきゃ」ね。どんどんしんどくなるのが目に見えてますから。常に、少しずつ。僕は苦手です(笑)

昼夜逆転がしんどいか

労働時間が一緒だと仮定すると、人によると思います。僕はいつも帰宅ラッシュを見ながら「今から帰って一家団欒かな?」「趣味の時間に費やすのかな?」と羨ましがってました。

でも僕が帰る頃の通勤ラッシュを見て、あれだけは絶対経験したくないと思ってました。みんな死んだ顔してるし、姿勢悪いし、携帯しか見てないし、同じ服装だし。

そんな中でもし僕を見ている人がいたなら、「いつもこの時間まで私服で遊んで羨ましい。」と思われていたことでしょう。昼夜逆転というただの言葉に惑わされないのが一番だと思います。

でも僕はカルシウム不足だけは恐れていたので日なた日なたを歩くように心がけてました(笑)しいて言うなら、一般の人達とはなかなか時間が合いません。

普段はバーテンダー仲間と一緒に遊んでいましたが、たまに旧友と遊ぶときは僕が睡眠時間を少し我慢していました。

飲まされる?

都市伝説かよ!ホストかよ!(笑)何かお客さんから頂戴することはあります。「飲め」と強要されることはありません。

そんな人BARの客じゃないです。新人のあなたの権限で代金もらわずに帰していいレベルです。僕が言ってたって言わないでよ?

ただ、飲ませてもらって売り上げを立てるパターンもあります。

上記したように、中途半端が一番まずいです。お客さんも先輩も怒っちゃうよ。「今日はちょっと飲みすぎてるんでお茶いただいていいですか。」「体調悪いので次ぎ来てくださったときは必ずお付き合いさせてください。」

理由とセットではっきり断ってください。

コミュニケーション能力が高い必要

よく聞くスキルですが、普段から言葉の定義が非常に難しいように感じています。”バーテンダーに必要な”コミュニケーション能力は、ちゃんと話を聞くことだと思っています。

人は自分の話を聞いてもらって、認めてもらいたい生き物です。BARってそういう場所なので、話を聞いて差し上げる、

もっと言うと興味を持って「聞かせてもらえる」ことができるようになるとお客さんは付きます。僕も勘違いしていましたが、いくらお客さんを笑わせられても常連さんにはなりません。

推測・遮断をなくして、あいづち・うなづきを練習してください。ちなみに、これが完璧にできているバーテンダーは滅多にいません。

もともと自己主張が強い人や頭のいい人が多い印象はありますが、つい口をはさんでしまっています。

1/10人くらいはこれのできる地味なスーパーバーテンダーがいるので、そんな人はきっとあなたを育てるのも上手だと思いますよ^^

1年間ずっと見習い?

たぶん今そんな店ほとんどないですよ。そんな店も昔はあったように聞いてはいます。僕ならそんな店には見習いに行きたくないです。何も技術が身につかない1年。楽しくない。

初日からハイボールとかジントニックくらいなら「やってみなよ」みたいな店がいいです。楽しいし、主役の実感あるし、何より任せてくれた先輩たちの為にも頑張れる。

1年間氷割り続けるような前時代的な店も中にはあるだろうし、そんな店のほうがマッチする人もいるかも知れません。

「名店○○で5年修業した」っていう看板が欲しい人もいるかも。全否定はしないものの、自身の成長速度を考えても、今風な店がいいですよ。

ただし、適当な先輩や店長しかいない「うぇーい」みたいな店は止めたほうがいいです。

客層とメニューと価格帯で見極められると思います。

30代以上のサラリーマンや個人事業主が多い客層なら、たぶんちゃんと運営できてるBARです。そんな店は、価格帯も「あ、僕なら週に何回も通えないな」って感じです。

給料面

正直、HUBみたいな大手の管理職でもない限り決していいとは言えないと思います。社会保険の整備が追い付いていない。法定労働時間(残業や休日数)の規定があいまい。ボーナスはない。

今の時代、一般の企業では労働時間はさておき(みんな頑張れー)、社会保険の加入はほぼマスト。ボーナスも少なかれど支給はされる。

BARは個人経営が多いので、労働条件や給与体系はピンからキリまで様々です。参考までに僕が働いたことのある企業のリンクを張っておきます。張らせていただきまーす。怒られませんように・・・

ハーフペニー

博多の飲食店では知らない人がいないほど有名です。10店舗ほど系列展開されています。

ディナーラッシュ

都内で10店舗弱系列展開されています。各店舗の色(商品・スタッフの個性)が全く違います。スタッフもお客さんも「くせがすごいんじゃー」で毎日楽しかったです(笑)

どちらも社長が柔和な方で、店舗にしっかりと権限委譲されている印象がありました。店の内外装にお金がかかってて、働く身としてはテンションが上がりました!

まとめ

・資格不要
⇨憧れる気持ちがあるなら飛び込んでください。

・バーテンダースクール行ったほうがいい?
⇨行けば教科書は学べると思いますが、個人的には不必要でした。

・女性でもなれる
⇨危ない目にはそう会いません。女性のほうが人気ってこともありません。

・勉強は常に少しずつ
⇨どこのオフィスでも同じですよね。自社商品は説明できるようにしましょう。

・昼夜逆転しんどい?
⇨人によります。僕は通勤前後に日を浴びるようにしてました。

・飲まされる?
⇨飲めない日は拒否してください。中途半端に応対して酔い潰れるのは誰の為にもなりません。
・コミュニケーション能力高くないとダメ?
⇨ちゃんと最後まで遮らず話聞いて、つまらなくても的を射た答えを返せればOK

・1年間ずっと見習い?
⇨そんな前時代的な店は見たことないし、流行ってないってことでしょう。

・お給料って・・・
⇨一般企業とそう変わりません。求人情報見て、納得したうえで面接行ってください。
※どうしても個人経営が多いため、社会保険入ってないところやボーナスないところは多い印象です。

 

BARで働くのに一般人がこんなに沢山ハードルを越えないといけないなんて思ってなかった!僕は親にも友人にも相談せず、憧れの一心で面接(落ちたことない)に行きましたから。

働いてみて、飲みに来てくれる人たちの金遣いに憧れて会社員(リクルート)して、6ヶ月で辞めました(3/31退社決定)。で、楽しかったからBARに戻ろうと思ってるくらいです。

まぁね、何の仕事にも楽しいことがあって、苦しいこともあって、飲食業はお客さんや先輩たちからのフィードバックが早いので楽しいんですよ。

飲食ないしサービス業は大学生のうちにアルバイトで必ず経験したほうがいいと思ってます。今、会社員でうまくいかずに悩んでる人、週に1回3時間でいいから、飲食店で声出しながら笑顔炸裂させましょうよ。

色々ある飲食業態の中でも、ゆっくり人と話せるBAR業態が、僕は好きだーーー!他に質問ある方!SNSからどしどし待ってます^^