せどり・転売の社会的意義に関して考える

せどり・転売の社会的意義に関して考える

ども、シプリアーノです。今回は社会的意義に関して考えてみます。

まず「社会的意義」という言葉の定義・前提を定めます。

意義・・・

  • ①その言葉によって表される内容。
  • ②行為・表現・物事の、それが行われ、また、存在するにふさわしい積極的な(すぐれた)価値。
  • 「ーのある事業」

これは単に「意義」という言葉を辞書で引いたものですが、おかげで非常にわかりやすくなりました。

今回のお話では社会的意義という言葉を「社会にとってどんな価値を提供できているか」と受け取って頂いて結構です。

と考えると非常にポジティブに「せどり・転売」を捉えられそうな気がしてきました!

結論:僕たちの事業は様々な面で社会貢献できている

出来ていますよね!?

僕は正直2019年10月から、今日2021年7月13日まで、せどりに社会的意義などないと考えていました。

なぜならせどり業界において影響力のある人たちの多くは口を揃えて

  • せどりに社会的意義なんかない
  • せどらーが物流に無理やり食い込んでいるだけ
  • 「消費者の手に入らなかった商品を足を使って入手し、Amazonに出品している」なんて、せどらーのこじつけ
  • いいから目の前の小銭を全力で取りに行け

という様なことを言っていたからです。

もちろん彼らの言うことは間違っていませんし、そんな人たちが大きな声でせどりを広めてくれたお陰で僕もせどりを始める事ができました。

ただ前述した定義「社会にとってどんな価値を提供できているか」という立場から考えると、間違いなく様々な面で貢献できています。

みんなもっと、堂々とガンガンせどりをしましょう(*´꒳`*)

では僕が一体どこに意義を感じたか、一つずつ説明していきます。

①(消費者)希少価値が高く手に入らなかったものを提供している

全巻セットになった漫画、専門書、廃盤のシャンプー、コストコ商品、PS5などたくさん思い浮かびました。

これらの商品は全部、希少度に違いこそあれ希少価値自体はありますよね。

漫画を1巻ずつ自分で集めるのは面倒ですし、専門書の分野がニッチであればあるほど手に入りにくいです。

廃盤のシャンプーは今後二度と手に入らないかもしれませんし、コストコは国内に30店舗しかない上年会費を払わないと行けません。

PS5の様なゲーム機やポケモンカードは、毎回抽選で倍率が高くなり、中々手に入りません。

これらの商品を消費者に代わって、様々な方法で苦労して手に入れるのです。

多くの店舗をめぐって地道に集めるかもしれませんし、遠くに行くかもしれません。

朝早く起きる必要があるかもしれませんし、抽選で勝つ運が必要かもしれません。

そもそも入手可能性が低いもの、入手が困難であるものをAmazonでクリックするだけなのですから、消費者が少しくらい高いお金を払うのは当然であると言えます。

これらはもっとも分かりやすい社会的意義であると断言できます。

※マスクやアルコールを大量に買い占めて値段を釣り上げたり、店舗で他のお客さんの邪魔になったりすることを推奨するものではありません。

②(小売店)不良在庫を買い取り、CFと在庫スペースの改善に貢献している

僕がよく行くコーナンやコストコでは値下げが行われていたり、在庫処分のセールをしていたりします。

これらの商品がなぜ値下がりしているかというと、店舗が商品の入れ替えをしたいからです。

仕入れすぎ、販売済みの商品で利益確定済み、人気がなく売れない等、様々な理由は推察できます。

とにかく在庫保管スペースを広げて在庫を現金に変えたいというのが、店舗の狙いです。

我々セラーは一般客とは比べものにならない量を購入しますから、店舗からしたらヒーローの様なものです。

一部せどりや転売を迷惑がる店舗もありますが、過去にモラルのないセラーがいたとしか思えません。

でなければ本来、小売店が転売屋を拒否する理由はないからです。

僕らは小売店にもかなり貢献していると言えます。

③(運送)運送業界が潤う

「小売店→ネット消費者」の流れは本来生まれなかったものです。

間にセラーと運送業者が入ることによって、初めて「小売店→セラー→運送→ネット消費者」の構図が成り立ちます。

よってもちろん工程は増えますが、適切な料金を支払って運送業者に動いてもらうことで運送業界も潤います。

小売店がECサイトやアマゾンの様なプラットフォームにもっと力を入れれば別ですが、現在は間違いなく小売店の商品をネット物流に乗せているのは転売屋さんです。

④(プラットフォーム)Amazonやメルカリなどに手数料を支払っている

僕たちは手数料としてプラットフォームに高いお金を支払っていることを忘れてはなりません。

特にAmazonの場合いかに厳しくなってきたとは言え、せどりや転売を行う人を全部追い出すことは絶対にしません。

多くの事業者が転売屋である為、追い出すとAmazonの売り上げも下がるからです。

僕らの様な個人事業主と商品が比例して増えていくことで、FBA倉庫の数が増え、地域の雇用も増えるのです。

僕らの支払った手数料がプラットフォームや地域の雇用に直結しているのです。

社会的貢献以外のなんでもありません。

⑤(国税)所得税を納めている

確定申告をすると多くのセラーが税金を納めることになります。

所得税は、巡り巡って国民や自治体に貢献していると言えます。

まとめ:各セラーはモラルだけ守ってくれ!

どう考えても色んな人たち(社会)に貢献しているとしか言いようがないと思います。

なのに世論・風潮的には

  • 転売屋は世の中の害悪
  • せどりはセコいし邪魔

そんな雰囲気を感じます。

僕らはもっともっと胸を張って商売していいと思っています。

PS5やポケモンカードにしたって「転売屋のせいで本当に欲しい人が買えない」という意見は分からなくもないです。

が、それってどう考えても悪いのはメーカーですよ。

生産能力をあえて需要量に追いつかせないことで、希少価値をどんどん高めているんです。

だって、本当に必要であったマスクやアルコールは余裕で生産が追いついたじゃないですか?(笑)

少なくとも僕はメーカーが「転売屋のせいで本当に欲しい人が買えない」と言っているのを見たことはないです。

現に20万円払ったってPS5を買う人は実際に現れるわけですから、それだけ価値がある証明に他なりません。

だから転売やせどりをしている人が、主に仕入れの現場でのモラル・道徳さえ守っていれば、世間からとやかく言われることはありえないんです。

これだけ社会に貢献して文句言われる筋合いは、本来ないはずでしょう!?

ちょっと熱くなりましたが今回はここまで。

最後まで読んでくださりありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう^^

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