ども、シプリアーノです。僕はスタバが大好きです。
飲食業に携わって7年くらい経つけど、同業者目線でこんなに完成された店は中々ありません。
一顧客としてお店に行って、こんなに心地の良いお店も無い。
どちらの視点に立ってみても、それをチェーン店として徹底しているのがハンパじゃない。
というわけでスターバックスの、既に語られ尽くした魅力を今更ながらに語っていきます(笑)
プロフィール↓
同じ内容を音声で↓
スターバックスコーヒー人気の理由
結論(最大の魅力)
2020年3月末時点で店舗と本社を併せた女性比率が65%もあること!(正社員のみ)
アルバイトを合わせたら恐らく比率は上がる(体感)
これが鍵でした!
まず飲食関係者として
飲食店の売り上げを上げるために必要な要素は基本的に
「客数×客単価」と言われています(真面目)
つまりどれだけの来客があったか、それぞれがいくら使ってくれたか。
でその「客数×単価」を上げていくために必要だと、大昔から言われているのが
QSC(A)の向上です
QSC(A)ってなんなの?っていうと
Quality(品質)
- 商品が美味しい
- 見た目が綺麗に盛り付けられている
- 温かい、冷たい
- 素材がいい
- など
Service(接客)
- 笑顔で接してくれる
- ハキハキしている
- 呼ばれる前に気が付く
- 面白い、可愛い、かっこいい
- など
Cleanliness(清潔さ)
- お店が掃除されている
- 制服が汚れていない
- 髪の毛や爪に気を遣っている
- トイレが綺麗
- など
これらの頭文字をとってQSC、更に
Atmosphere(雰囲気)
いつ頃かは忘れてしまいましたが、結構早い段階でマクドナルドが提唱していたのかな?
QSCは徹底されているのが前提として、どのような雰囲気をお客様を一緒に作れたか。
お客様がその雰囲気に「価値」を感じてくれたかどうか。
QSCのうち、どれか一つでも欠けたらAは実現し得ないものなのです。
内装や香りなんかも、これに含まれるかな~と思ってます。
※近年では更に「H」が追加される場合もあるみたい
HospitalityのHですが、教育によって強要されるべきではないと思いますし、個人的には「S」に組み込んでいいかなと。なので今回は割愛。
スターバックスは言うまでもなく、このQSCAの水準が非常に高い!
チェーン店でここまでできるのは本当にすごいと思います(*´꒳`*)
スタバのQSC基準を超えられるのは、職人気質な人がやっている個人店だけだと、本当に思いますね。
話はQSCAで終わりません。元東証一部上場企業、飲食チェーン店長なので✨
QSCAのレベルを上げるにはどうしたらいいかって話もこれからしますからね(*´꒳`*)
QSCを高める方法
アレだけの大型店舗を1,600店舗以上も抱えて、2020年(コロナ)を除いて売り上げも常に右肩上がり
これが社長一人、店長一人一人で実現出来るかって言われたら無理。到底無理(笑)
店長以下、アルバイトスタッフが毎日きちんとQSCAの実現を徹底しているからに他ならないんですけども
これって、単に「やれ」と言われて出来るものなのでしょうか・・・?(*´꒳`*)
ここからが飲食店の「キモ」になる部分。よく聞いてくださいね。
お店の管理職の人やお客さんに「認められていると、従業員が認知すること」
自尊心や承認欲求が満たされ、従業員が自発的に働く様になります。
ES(Employee Satisfaction) 従業員満足度が高い状態
を作り出せれば、お店・従業員・顧客の三角形で、好循環が生まれるのです。
よく耳にするのが「顧客満足度(CS)を上げろ!」「QSCだ!」という感じなのですが、
個人的には絶対にESが先にあるべきだと思っています。
従業員が働いていて楽しくないお店なんて、お客さんが楽しいわけないですからね。
仮にお客さんが満足していたとして、従業員は結構な我慢をしていると思われます。
このESを上げるのって凄く大変なんですよ。
- 数値で測れるものではないし
- 一人一人承認されたい部分(価値観)が違うし
- 管理者として信頼されていないと承認してあげても意味がないし
- そもそも管理者だって承認されたいし(笑)
とにかく大変。
でもスタバはココ徹底されてる感じがすごいします。
従業員の皆さんがきちんとお店を好きで、責任を持って、楽しく働いている感じが、凄く伝わってきますよね。
だから行っちゃうよね(*´꒳`*)
こんな大変なことを毎日きちんとこなしているスターバックスコーヒー
本当にすごいと思います。働いてみたいなぁと思う反面、絶対嫌だなぁとも(笑)
ここまでが飲食関係者としての目線でした。
ずいぶんスタバと飲食業に対する愛がこもった(笑)
次に一顧客として
皆さんなんでスターバックス行くんでしょうね?
結構なんとなくじゃないですか?
それが凄いし、怖いですよね!
そこにこそ、前述したQSCAの「A」が凝縮されているんですよね。
顧客としては「~だからスタバに行く!」なんて毎回考えるわけはありませんから。
で、その「何となく」を探っていくと実はこんなことがあるんです
他の飲食店より
- 美味しい
- 綺麗
- ゆっくり出来る
- マグカップ可愛い
- 店員さんがかっこいい、可愛い
- 店員さんが優しい
- SNSに映える
- お洒落な自分でいられる
- 一人で過ごせる
- 女性比率が異様に高い
公式サイトによれば正社員のみの比率で、本社・店舗合わせて65%(2020年3月末)
これ間違い無いですよね。
女性が働いているお店に
- 男性は行きたくなる
- 女性も行き易い
- 女性が働きたくなる
- 男性も働きたくなる(ここが一番倍率高いw)
このサイクルですからね。
間違いなく意図的に女性比率を上げていますね。いや~勉強になりました。これは知らなかった。
ちょっと空いた時間で丸亀製麺やすき家には行きません。マクドナルドは客層が違うし、回転重視の為、長居出来る設計になっていません。
「今日頑張ったし新作飲もうかな」「写真上げちゃおうかな」そんな気持ちです。
面白いのが、突き詰めれば他の飲食店でも別にいいんですよ。コーヒーなら家でもいいし、コンビニでもいい。
でもスターバックスが選ばれるのは、みんな「スタバにいる私」が好きだからです。「スタバは私を認めてくれる」ことを知っているからです
かく言う僕も「あ♪こんばんは~(*´꒳`*)」って言われると、次もつい寄ってしまいます。コロナ期間めっちゃ行きました(笑)
今日だって本当はスタバ行きたかったけど、心を鋼にして頑張って原稿を作っています(笑)
兎にも角にも、「嫌じゃない」「認めてくれる」「踏み込んでこない」は、現代人にとって最高のソファみたいなもんです。だから今日もみんなスタバを選ぶんです。
まとめ
従業員満足度(ES)が高いので自然とQSCAが徹底されており、それにつられて顧客満足度(CS)が高くなっている。
お客さんが何となくスタバに行ってしまうのは他でもなくQSCAの「A」が高いから。
- 嫌じゃ無い
- 認めてくれる
- 踏み込んでこない
- 意図的に女性比率を上げて、全ての問題を解決している
- ESの向上
- 集客の改善
- 雇用の確保
今日本で最もエロい飲食店と行っても過言では無い!
(過言)
最後まで聞いてくださりありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう^^
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